2016.11.3
ひたすら鳴り続ける割れ気味の音楽、声。ざくざくとカットは変わり、つねに浮かれて落ち着かない。
バカンスバスの狂乱に呆気にとられ、慣れない河原のごろごろ石にうんざりするさまが可笑しい。全てが束の間。
2018.6.9 シネマブルースタジオにて
軽躁のだらだら坂を下り続ける110分、ばさばさと非技巧的にカットは割られカリプソやチャチャチャがつなぐ。
ラストで船からの視点が無かったのは予算の都合かもしれないが、直接の感傷は避けられ余韻はきらきらとしたロングショットとなる。
コルシカ島のバカンスシーンの無闇な狂騒はもし現実だとしたら自分にとって耐え難いシチュエーションなのだけど、そのあとの石だらけの河原キャンプでのイライラグダグダでプラマイゼロになるのがいい。