ハチャメチャでロックでコメディな映画。
バンドをクビになった主人公デューイが友人ネッドのフリをして名門私立校の臨時講師として働き、そこで子供達とバンドを組みバンドバトル出場を目論むという話。
主人公はハチャメチャコメディによくいるような自由奔放な性格で口達者、優等生達を上手く丸め込みロックに目覚めさせる。
言葉巧みに生徒を納得させたり、いろいろ工作して校長にバレずに演奏の練習したりと流石にムリあるだろうの部分は多いけどそこはコメディとして捉えるしかないだろう。
子供達がロックにハマっていく様はなかなか楽しい。
小学生がロック(反抗)ミュージックにハマるというのはハマりどころではあると思う。
ただ、子供達は別に勉強が嫌とか親に無理矢理させられているといった描写がほぼないので、その点ではロックにのめり込む部分が弱い気もするが。
ベタながらその辺りをもっと推せばもっとロックな感じになったかな?
子供達も楽器を演奏するわけだが、実際に演奏している音楽が使われているらしく、その演奏も中々良いので聴きどころである。オリジナル曲の歌詞も実に年相応らしい。
全体としてはツッコミどころ満載で、特にデューイの処遇に関しては結局なあなあな感じというのはどうかとは思った。
まぁ、ダメ大人と子供達の楽しい音楽コメディということで、あまり堅い頭で観ず音楽を楽しむ感覚で観ると良いだろう。