茜

スクール・オブ・ロックの茜のレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
4.7
KISSのラストツアーチケット当選ヾ(*´∀`*)ノ
その翌月にはQUEENも控えているので、今からお金の事を考えると恐ろしい…。
でもそんな喜びもあり、ロック映画が観たくなってこちらを鑑賞。

こういうのにベタに弱い私なので、ラストでのライブシーンで思わず涙腺が緩んでしまい…。
正直なところストーリーの展開は予測出来ちゃうような内容なんだけど、それでも素直に良かった。

私が凄くいいなと感じたのが、ロックをクラスメイト全員に落とし込むアイデア。
クラス全員でバンドをするとなると人数が多すぎるのは当たり前の事なんだけど、それをコーラス・マネージャー・照明・衣装・グルーピーといった具合に振り分けて、全ての生徒達に役割を持たせたうえで、ちゃんと実際にステージを作り上げる全ての人達にスポットを当てているところが良かった。
ロックはバンドメンバーだけで作り上げるものじゃないんだよっていうのを、きちんと見せてくれる演出にグッときた。

クラスの中にはやっぱり自分に自信のない子達もいて、自分は見た目がダサいからバンドは出来ないとか、太っているから歌うと笑われると言う。
私の大好きなhideも、少年時代に太っていてコンプレックスの塊だったけど、そんな自分を変えてくれたのがロックだったと語っていた。
自分に自信のない子供たちがクラスの皆とバンドを組むことで徐々に変わっていく姿を見ていると、そんなhideの言葉を思い出したなぁ。

ベタな展開の映画ではあるけれど、やっぱりバンドっていいなぁと思うし、ライブって最高だよなと思わせてくれる。
ロックに限らず、子供の頃に何か好きなものを見つけて、それを楽しむって素敵なことなんだなと感じた。
茜