隆太

スクール・オブ・ロックの隆太のレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
4.5
ロックを心から愛するが、身勝手な性格の主人公!
バンドチームをクビにされ、働きもせず、友達の家で怠惰な生活を過ごしていた。。
ある日、友達の家に一本の電話が掛かってきて、主人公が電話に出た。
内容は補助講師である友達宛の電話であり、小学校の補助教師を週給650ドルで引き受けて欲しいとの依頼だった!
お金がない主人公は友達になりすまし、教壇の前に立つことにした!
ロックを愛する彼が教える、ロック魂全開の破天荒な授業とは?
彼らが奏でるロックにハンカチ必須??

下記、ネタバレを含む感想です!







生徒が抱えている問題に、先生が正面から向き合うことで信頼関係が築かれるという、学園ドラマでありがちな展開にせず、生徒を性格も良く優秀な子にすることで、見せたいポイントを絞っていた構成が凄く良かった!!
その分、主人公の身勝手な人間性が悪い意味で全体的に目立ってしまい、本当は彼の性格を正当化したことを書きたいが、人を巻き込む力が凄い事以外はあまり思いつかない。。笑

一番の見所は最後の演奏するシーンだと思う!!
1曲目を聞いた時は、何故か泣いてしまった。。
主人公や生徒達が只々羨ましかったし、歌も演奏も上手だったし、保護者の掌返しの笑顔も凄く良かった!!
生徒達も最初は学校で良い成績がほしくて始めたと思うが、終盤はロック魂全開だった!
人生で一度ぐらいバンドしたかったなー、凄く気持ち良いんだろうと思う!
最後演奏しないで終わるという結末ではなくて本当よかった。。

他に印象に残ったシーンは、校長先生が「今の地位に伴った行動しかできない。そのプレッシャーで今は不愉快な人間に変わった」ようなことを言っていたのが、共感した!!
社会人という地位に変わって、生きている心地がしない時はあった。
特に1年目とか、反抗心なんか微塵もなかった。。
心の底から叫んで自由に好きなことで生きたいけれど、それでお金稼げる人は一握りだから、なかなか難しい。
これだけ世の中に仕事があって、それを自ら選んで文句言っているので、自分の問題ではあるが。。

ただ最近は仕事も少しずつやりがいを感じ、反抗心もでてきて、仕事でロック出来ている時も多少ある!
後は趣味を需実させたい!
ジムも行けてないし、コロナ収まって欲しい。。

主人公の友達が脚本を書いているのは驚いた!!
隆太

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