ヨウ

スクール・オブ・ロックのヨウのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
4.5
ここ最近で観た映画の中で間違いなく一番好きだ。とてつもなく良い作品と出会ってしまったようだ。夢破れたミュージシャン・デューイがお金のために臨時教師になりすまして優秀な子どもたちのクラスへやってくる。最初は適当に時間を潰すデューイであったが、子どもたちの才能を見抜き、自分とともにロックバンドを結成すべく奮闘する。デューイと子どもたちが繰り広げるロックな日々がめちゃくちゃ面白くて最後まで没頭することができた。一人一人の個性や才能を見抜き、一人一人に重要な任務を与え、子どもたちを伸び伸びと活躍させるデューイの指導力に惚れてしまう。規律に捉われず生き生きとした姿をみせる生徒たちは心から満たされているよう。みているこっちまで気分爽快になる。デューイは本物の教師ではないけど教える素質は抜群だと思う。こんな先生がいたらみんな喜ぶだろうな。生徒の心境を考え、温かい言葉を投げかけるデューイにグッとくる。デューイの正体がバレてしまってもデューイとともにロックコンテストのパフォーマンスをやり遂げようとする生徒たちに感動してしまう。短い期間であっても強い信頼関係が形成されていたことを分らせてくれる。そしてラストのパフォーマンスは本当に最高だった。終わったあとは自然と拍手を送った。スクールオブロックの魂が心に響いた。一つのステージが世界を変える。それを成し遂げたデューイと子どもたちは本物のロックスターだ。自分の心に従い好きなことを存分に楽しむ。それが結局は自らを輝かせ人生を豊かにするのだ。みなを前向きな気持ちにさせるメッセージ性を感じた。何度でも観たくなる傑作である。スクールオブロックのような楽しい学校生活を送ってみたい。

再鑑賞2022年4月17日
お酒飲みながらノリノリ気分♪
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