かめの

あしたの私のつくり方のかめののレビュー・感想・評価

あしたの私のつくり方(2007年製作の映画)
3.3

前田敦子さんの演技って棒っぽいのに、嘘じゃないのが良い。いじめられている自分は「本当の自分」じゃない。そう考えるのは正しいと思う。いじめはいつも理不尽だから、そうやって切り抜ける強さを持つしかない。

1番好きなのは、ヒナが彼に別れを告げるシーン。別れる理由が、あなたが好きになったのは「本当の自分」じゃないから、なんて可愛い。そういう純粋な気持ちを大切にして、向き合ってくれる彼よ。未熟ゆえに愛おしい。

しかし、何故か子供の時ほど「本当の自分」にこだわる気がする。「親友」とかね。
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