大人の言うことって理不尽だ。不公平だ。子どもの言い分なんて聞かず、勝手に物事を判断して決めてしまう。これほど不当な仕打ちを受けたことがない私でも、主人公の気持ちがすっと入ってきた。
主演ジャン=ピエ…
あまり動かない表情と投げやりな言葉が多かったドワネルだけに、家族3人で映画に行って超絶笑顔見せるとこと鑑別所に連れてかれる時に車窓からきらびやかな街並み見ながら静かに涙流すとこにホロリとした。
差…
「私は教室の壁を穢した。」旧来の一部の良作を除いたフランス映画を弾劾し映画の再定義を試み、宣言した記念碑的傑作。教室でドワネルが落書きした詩を教師から文法がおかしいと指摘され怒られるなど、旧来の手法…
>>続きを読むそれぞれのシーンが等価で描かれてる、って感じ。押しつけがましくないし主人公の内面が隠されてるからこちらの想像力が刺激される。
なんというか、中学時代の厭世観とか高校時代の教師たちのこととか色々思いだ…
情感ある音楽がとてもよい…
モノクロのパリにとても合っていると思った。
美しくも息の詰まるパリを離れ海辺で締めるラスト。
しかし現状は何も変わっておらず、束の間の解放感が切ない。
少年はどんな大…
久々の再見。オールタイムベストのひとつ。
1959年、ヌーヴェル・ヴァーグはこの作品と、ゴダールの『勝手にしやがれ』から始まりました。映画評論家としてカイエ・デュ・シネマで執筆しながら、短編をいくつ…
(c) 1959 LES FILMS DU CARROSSE