Takasugi,Kei

大人は判ってくれないのTakasugi,Keiのレビュー・感想・評価

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)
4.8
映画を観ながら、何度も語りかけた。「お前が悪いんじゃない、お前が本当に全部悪いんじゃないよ…。」主人公の中にあるよいものは、すべて周りにダメにされてしまう。何かあるたびに彼の中の良いものは周りに挫かれてしまう。それでも、覚悟を決めて生きる。最後にたどり着く海は、もう逃げることのできないすべての果てであり、同時に無限の世界の始まり。世界の無限の方からカメラを振り向くラストショットは、物語の全ての極点であり、フィルムの外側の全ての世界への始まりなのだ。
Takasugi,Kei

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