大人は判ってくれないの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「大人は判ってくれない」に投稿された感想・評価

親や環境もあってグレてしまいスポーツも勉強も苦手で好きなのは映画を観にいくことだけという少年アントワーヌを描いた映画(トリュフォーの実体験を基にしているある意味での自伝映画でもある)
子供にとって世界というのは学校、友達、家しかない狭さからあらわれる孤独感だからこそ広いスケールで描かれる映画などに心を踊らせるのが上手く表現されている
この映画でも家族団欒の描写は映画を観に行った時くらいなのもまたよくできてた
絶対的な存在の大人達と、子供達との間には大きな隔絶があって、けれど時に子供の方が大人達の事情を知っていることもあるんだなと。

型にはめ込もうとしているのはいつも大人で、
思えば子供の時には子供の世界があった。
草むらの近道とかアパートの裏の隠れ家とか子供なりの世界の視点があったな。確かに今とは違う目線で物事を見ていた。

大人は判ってくれないというか、いろんなことを忘れてしまっているのかな。

トリュフォーの幼年期の事実を基にしているらしいが、なんとも傷ましい、、、
ほろり涙が印象的だった。
Ryota

Ryotaの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

両親にとって中心にあるのは、自分であって、決して子供ではない。そもそも望んで産まれなかったのだから。子供は抵抗であり、防衛でもある嘘をしかつけない。大人は嘘をつく事自体しか注目しないし、今作の大人に関してはそもそも根本の部分に興味がない。それが教育であると固く信じている。その上、嘘をつくこと自体を徹底的に禁じる。自分自身が嘘をついていると言う事を棚に上げながら。しかし子供はその矛盾に気付いている。もう一年早く出会っておきたかった作品。

このレビューはネタバレを含みます

序盤の、教師がテキストを投げ捨てるまでのテンポの良さで傑作だと確信する。
大人の後ろに列をなした子供たちが気ままかつリズミカルに離脱していく様が楽しい。
主人公の友達の服装が渋い。
大人による庇護と迫害でぐしゃぐしゃになった身と心を振り払うかのように少年は全力で走る。
振り返った少年の曖昧な表情が脳裏にこびりつく。

このレビューはネタバレを含みます

基本は辛い話しなのだけれど、多感な少年達の愛らしさがあちこちに散りばめられ、キラキラと輝いている。トリュフォーがアントワーヌと同じ視点を持ち、寄り添っているのがすごく伝わってくる。それこそがこの映画の色褪せない魅力だと思う。ジャン・ピエール・レオの演技は、言うまでもなく素晴らしい。
私的オールタイムベストの1本。
ごっつ

ごっつの感想・評価

4.2
家族で映画を見に行く場面があまりにも幸福すぎるので夢想なのではと疑いたくなる
Ayaka

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3.5
アントワーヌがとても賢い子どもに映る。目つきや表情が。物憂げで、且つ白黒映画の良さがひしひしとかんじられる映画でした
居場所のなさ、やりきれなさ、不当で理不尽なことばかりの日常、純粋で綺麗な子どもの世界や好きなものが阻害され、走り出したくなる気持ち。どれもこれも胸が痛かった 原題の仏語からこの普遍的な邦題を付けた人に拍手送りたい
tych

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4.0
LES QUATRE CENTS COUPS 1959年 モノクロ 99分。母の連れ子アントワーヌ少年。学校では悪戯ばかり、宿題はやらず、サボり停学、そして家出、窃盗、問題児である。厳しいばかりの教師や両親とも心通わず、少年鑑別所に送られてしまう。こうした少年の世界を、こんな要素ばかりなのに、テンポ良くカラッと瑞々しく描いている。
最後のカットすごい良かった…

ああぁぁ優しく抱きしめたくなった
ChangSu

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4.4
摄影好,的确在宽银幕上扬长避短,拓宽了画面增加了横向的信息量之外,通过镜头运动和Blocking规避了高低方向构图的尴尬,几乎每个镜头的blocking都很值得学习,有很多地方是因为拍过宽银幕(尤其是裁幅)并在取景上碰壁之后再看才能理解他的聪明之处。整个影片观感非常流畅真诚,也像主角一样在各种人的喜怒无常之间漂流,从一个牢笼换到另一个,能够跟随上他的情绪起伏,进入他个人的世界。配乐很喜欢,一查果然发现lalaland作曲有说灵感来源有这部影片,有一些部分比较相似。