大人は判ってくれないの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「大人は判ってくれない」に投稿された感想・評価

aoyster

aoysterの感想・評価

4.2
全然判ってくれてない
でも特に期待もしてないように見えるけど、
そう見えるのが少年なのかなあ。

少年は言葉より仕草というか空気で感情を表現している?
生き物として文学的ですごく魅力的

弟はそっと見守ろう

トリュフォー万歳

200827
ヌーヴェルヴァーグの巨匠、F.トリュフォー視聴二作目にして噂に聞くアントワーヌ・ドワネル君初出作品。

この監督は、繊細な感情の機微を描くのがとても見事だと感じます。
本作も軽妙な劇伴があわせられて居ますが、事態は中々深刻で、状況の推移に伴うドワネル君の心情の変化が煙草等を使ってとてもよく描写されています。

ラストの彼の表情が、とても心細気で儚気に見えました。

世の子を持つ親の方々に是非観て頂きたい良作です。
eureka

eurekaの感想・評価

3.5
ずーーーーっと歩いてんな、それは前に進んでるんだか分からんけど、抑圧的な上からのシーンが苦ち
トリュフォー、ゴダール、ドラン
全員長編1本目が素晴らしすぎる件
私の大好きな、ドランのマイマザー
バリッバリに影響受けてます、てかもはや受け継ごうとしたのかな、素晴らしき系譜
メッシ

メッシの感想・評価

3.8
大人と折り合いのつかない少年の話。

子供目線で描かれているので意外で新鮮。そして気付きが沢山あった。

子供は見ていない、聞いていないようで大人の一挙一動を感知しているし、それによって心は振幅している。子供を舐めんなよ!というメッセージを感じた。
ついつい抑圧したり大人な都合で理不尽に話をすり替えたり、、、している時もあるな〜と反省。

描かれている子供たちは、最終的には鑑別所まで身を落としてしまうけど、終始たくましくコミカルに溌剌と動かしナチュラルな演出をしているので悲壮感はなく爽やかな印象。

フランスのこの時代だからか、子供なのにファッションとか佇まいがカッコいい。

まさに大人は判ってくれない!という題通り。
邦題のとおり
大人も子どもだったのに何で分かんないんだろう?
とか思っていた子ども時代がここにありました。
こういうのは色々と思い出しますね。

ラストでそっくりそのままこちらにに投げ掛けてくるのは、他人事では終わらせないという監督の強い意思でしょうか。
一

一の感想・評価

3.8
フランスの巨匠 フランソワ・トリュフォー監督長編デビュー作

トリュフォー自身の少年時代を題材にした自伝的な作品

登場する大人は誰ひとり子どもを判ってくれない
母親も父親も教師すらも判ってくれない
最後まで話を聞いてくれる大人は全く現れない

育つ環境の重要性や矛盾する汚い大人を子ども目線で丁寧に描かれる

反抗期を迎えた非力な少年とそれを全く理解しようともしない大人たち
不器用ながらもなんとか自力でもがく少年を、淡々と映し出す映像は切なくて胸が痛い

誰しもがこのくらいの年齢の時に持った経験のある感情

悪意のないいたずらを受け入れる包容力もなければ愛もない
愛情がない放任はただの育児放棄…

ただし、三人で映画を観に行った帰りの車内シーンだけは、いつになくはしゃいで幸せそうだったのは、恐らくトリュフォー自身がそうだったのだろう
ここは思い出すだけで涙が出そうになる…

そんな中でも子供が子供らしく遊んでいるのが微笑ましくて印象に残る
先生が後ろを向いてるときにいたずらしたり、人形劇をキラキラした目で楽しむ姿

そしてラストの映画史に残る屈指の名シーン
たしかにこれは凄すぎて感動

テーマは重めでも映画のトーンは暗くもないので、前向きに捉えられるし希望もある

デビュー作ながら、少年の心情をこれほど鮮明に映像化したトリュフォー監督の力量
邦題のセンスも抜群だとおもいます

[Rotten Tomatoes 🍅100% 🍿94%]
[IMDb 8.1 / Metascore - / Letterboxd 4.3]

2020 自宅鑑賞 No.396 GEO

このレビューはネタバレを含みます

言わずもがなの
ヌーヴェルヴァーグの大傑作

いずれ必ず失われる少年時代の心という刹那をしっかりと捉えきっている。親や教師といった束縛の中で自由を求めるが何も上手くいかない。ラストシーンで少年は束縛を逃れ、完全な自由を手に入れる。しかし少年の表情は喜びとはかけ離れている。そして眼前にはあまりにも大きすぎる海が広がる。そこで映画が終わる。このラストシーンは忘れられない。自由を手に入れた少年は何を想うのか。他にも今では絶対に許されない少年の喫煙シーンなど、少年の心を描く印象的なシーンも数多くある。こちらの感性をぐらぐらと揺さぶり続ける素晴らしい映画だ。
処女作でこんな凄い映画撮られたらそりゃ世間も騒ぐだろう。12歳の少年アントワーヌの複雑な心の機微が作品のなかで力強く波打つ様に胸を衝かれた。
M

Mの感想・評価

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後天的な才能の出発点は、境遇や変えられない負の出来事なのだと思う 
現実に対する諦めと虚しさ
それがないと強くなれない