みちみつる

紅の豚のみちみつるのレビュー・感想・評価

紅の豚(1992年製作の映画)
4.5
10数年ぶりに鑑賞。
これは完全な大人向けアニメ!男のロマンがふんだんに詰まっている。

見た目は豚なマルコだが、佇まいや台詞回しがカッコよくてダンディーなオジサマに見えてくる不思議。
戦争の経験から不殺を貫く姿もカッコいい。

ジーナとフィオ、2人のヒロインとの恋愛模様も素敵。


初めて観たのは高校生時代。

当時はイマイチ魅力がわからなくて一緒に鑑賞した友人と「これって面白いの?」と言い合ってたのを思い出す。

今では自分も大人になったのか、やっと良さがわかってきた。
ジブリの中でもTOP3には入るくらい好き。


たぶん初見時は、マルコがなぜ豚になったのか、呪いが解けて人間に戻るのか?という疑問点が作中で全く解消されなかったことに対してモヤモヤしてた気がする。

でもこの作品で大事なこと、伝えたいことはそこじゃない。それを履き違えてしまうと魅力がわからなくなるんだと感じた。