田に終わる御茶ノ水に近い駅

紅の豚の田に終わる御茶ノ水に近い駅のレビュー・感想・評価

紅の豚(1992年製作の映画)
4.5
凄い昭和な感じな男らしさかと思いきや...

どこまでも続く青空と果てしなく広がる雲。
そこはどこまでも孤独でそして自由だ。
とまぁそんな良さを全面に押し出しているが、古臭さは感じない。ノスタルジーは半端ないけど。

ジェンダーの壁はしっかりと設置されてる一方で差別的な感覚は特に感じなかった。
こういう社会的賢しさも面白いのかなと思わされたというのが正直なところ。

あとジブリらしく風景は美しい。
個人的にはあの秘密基地の島で飛行艇が降りた時に砂浜の浅瀬で小さな魚が避けていくシーンが最高だった。理由は分からんがとにかく直感が先行するタイプの美しさ。

飛行艇の機動も見事。
アクションとしても綺麗で引き込まれた。

全体的にすっきりとした郷愁を与えてくれた。
満足!