想像してない方向に行っちゃって驚いてしまった大人のラブストーリー。この関係に納得させられてしまうのが不思議。
前半は三角関係のラブコメ風って思って観てたら、後半、友情と愛の物語っていう意味がわかってくる。
ラブストーリーだけど、全然ベタベタじゃないし、風変わり。
イヴ・モンタンはみんなを魅了する陽気な男。気がふれるくらい、ロミー・シュナイダーを愛している。
対するサミー・フレイは物静かな男。愛の見返りを求めず、彼女を愛してる。
イヴ・モンタンが下手に財力あり過ぎるから、なんでも思い通りに叶えちゃうのに苦笑。
モンタンもサミー・フレイも佇まいがなんだかかっこ良い。ロミー・シュナイダーは二人を翻弄する訳だが、全然いやらしくなくて、むしろそりゃあ二人とも惚れるよね、という女っぷり。
最後、窓辺の談笑を一緒に見ているかのような心境になって、胸が詰まった。
先日観た追想のロミー・シュナイダー繋がりで、評価高そうなので観てみたら、当たりの映画でした。