古池

耳をすませばの古池のレビュー・感想・評価

耳をすませば(1995年製作の映画)
3.8
地球屋に行きたい。

これ、苦手だったんですよ…。エンタメ趣味において、信頼してる友人に「大人になってからこそ、観るべき映画なんだよ~」って言われたときもピンとこなくて。『羨まし過ぎて鬱になる説』も、全然納得いかなかったんですけど。

久々に観たら、にやにやしました。背景とかも、やっぱり美麗ですね。
当時にしても、ノスタルジックでレトロなファッションも可愛らしい。
中学生なのに、しっかりし過ぎてるという理想像というか、ある種のファンタジー要素が昔に観たときは、たぶん受け付けなかったのかもしれません。 大人と言うか中年になって、ようやく良さがわかった。
ぐっときた台詞は「人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ」(棒読みだけど…)
「私、背伸びして良かった。自分のこと、前より少しわかったから」です。

でも、聖司君より杉村のほうが良いよね…。もっと格好良いのは、聖司君のお祖父さんだし。
さらに言うなら、ジブリで一番いい男はナウシカのクロトワです。おしまい。
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