どーもキューブ

ワイルド・スタイルのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ワイルド・スタイル(1982年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

チャーリーエーハンのヒップホップ文化の熱、ワイルドなスタイル


パルコ、アップリンク、TCエンタテインメント提供。
1982年、脚本監督チャーリーエーハン。


何年か前検索しても新品廃盤で困っていた。何度も検索検索検索したがない。
んでときたち出会う。本気に欲しいのはノー中古。イエス新品で欲しい。
所持きっかけは、タワーレコード。

あっ!

って思わず言った。「ある」って呟いた。その後行く度眺め、手にとり溜息。なんかの拍子に購入2018年梅雨あたし。

素晴らしいブックレット解説。あのステージのグラフティ、ケイダブシャインの対談、ダンスをする姿。

ヒップホップの原点原典の文字。ビデオを昔見た記憶、タワレコ?WAVE?ヴァージンメガストア?忘れたが。買おっかなあと思い出あり。
数々の伝説、解説、賞賛コメントを横目にしていた。

まず、根強くソフト化してくれたPARCOさん!アップリンクさんに感謝!やはり意志なき所にソフト化なし!有難い!田舎で見れる嬉しさ。
夏前のある日に棚からひとつかみで見てみました。



まず第一に本作のいろんな固有名詞やらヒップホップ事項の詳しい事は、各自各項ググりヒッチョー検索願う。あくまでパンピー感想だす、あしからず。


まあ見たざっくり感想を二度見し、うちの雑魚い資料調べ。見て考えての感の想を言うyo!(hiphop風)

ある意味82年のブルックリン近くにカメラ置いただけの記録映像にも見えなくもない。
決して作り込んだ、練り込んだ台詞とかもありませんので映画ファンの方は期待しないでください。ですが、ヒップホップファンには響くと思う。

いやあ凄えもんみたなあ。まず、ヒップホップファンはマストアイテムなんかもしれない。

この映画というかこの映像全体が必見必聴のルポ映画のよう。物語がどうのとかそういう話じゃない。特典映像のインタビューにもあったが、

そのまんまの俺ら
演技しない
あの時の活動に
カメラがいた

を撮りあげていたからこその価値がつまっていた。ドキュメンタリーにも近い。
ヒップホップの様子をリアルにすくいあげたチャーリーエーハン監督の絶妙なバランス感覚。

ラップ
グラフティ
非合法アート
現場
不満
パーティー
レコード、スクラッチ
コーラス
ファッション
バスケ
ライター
取り巻きファン
スタイル
生き方
おせっかい

関係
パトロン
コンサート
メイクマネー
フェス
ライブ
アニメーション

みーんな本作を見ると割とちょこちょこつまみ食い程度、感じられる程度。カメラもピントあってなかったり手作り感満載。

最初はこんな出だし。
冒頭「グラフティ」のスプレーグラフティ文字。そこに上からロープが降りる。ズルッと主役たる電車グラフティ、リージョージキュノネスが降りてきて暗闇に光が当てられる。カシャカタァとスプレー缶の音がする。こそこそと犯罪たる電車の壁にありったけの絵と文字をぶちまける。そしてアニメーションの素晴らしいタイトルバックが続く。

監督チャーリーエーハンを称える特典映像インタビューでみな

「そのまんまの彼ら」

だから価値がある発見がある
と。やはりそこに極みが見える。台詞も出演者のまま。グラフティの鼻に傷もつモシャ毛のリーと恋人のサンドラピンクファーバラは、まんま恋人同志だった。
特典映像では、共に芸術家として大成している二人のナウが見れる必見!

サンドラは、映画以来あの人は知らない、、変わり者よみたいなアッサリ発言をしていてリアル。
リーのアート作品は狼の紳士姿のような絵画でとーてっも素晴らしかった。

あと冒頭リーが兄貴かなんかにアパート部屋で注意を受ける台詞があるのだが、まんまnasの「illmatic」(2枚組所持)の冒頭サンプリングされていて超びっくりした!!!!

やっぱりそんなとこからも本作の影響力・破壊力は、素晴らしい麻痺をもたらしたんだと思う。

ラストライブのシーン。野外ステージにリー壁面の両手からビームが飛ぶ。ラップとダンスが融合し踊る人。しつこ濃いスクラッチが闇をつんざく。

ダブルトラブルのホワイトスーツに玩具の銃。ぶっぱなすリリックは、まんまかRUNDMCに引きつがれているではないか?!

Say ho!

Ho!!!!

のコールアンドレスポンス。
2017年日本で、ライムスター(Rhymester)のライブで(超良すぎて2回見にいった)私は実際聴いた叫んだライブ見た。今も根強いてる生きてる証拠だ。

ヒップホップのリアルな熱を本作から感じた。それは意義申し立てかも
差別の塗りあいかも
非合法アートの訴えかも
野性味溢れた形式の黒人文化の現れを記録したドキュメンタリーなのかもしれない。

本作のそのまんまのパーティー、ライブ。観客すらファッションアイコンにみえる姿。白スーツ、アディ、プーマ、ゴールド、、。美術館寄贈しても疑いない歴史的価値資料だ。限りないルボミックスカットアップアート作品に見えた。

ラストクレジットのグランドマスターフラッシュ?のしつこーいリフレインは必聴! 本作からバンバンヒットが生まれても良さそうなものの早過ぎる才能は、しっかり押さえられたようだ。もしくわ持っていかれたのかな?!いや多くのフォロワーが真似し、種をまいたんだと思った。

日本では先日亡くなったECDがヒップホップライブ「HOME BASE」からヒップホップイベント「さんぴんキャンプ」を成功させ今や伝説の雨となり今も流布影響を与えた。(「さんぴんキャンプ」ブルーレイ化希望!日本文化資材としてお願い!中古が鬼高い!売って損した。)


本作は、どっちかというとグラフティの話と音楽話が半々ぐらいでびっくりしたのも事実。

ほかヒップホップ映画としては、、、。
アンダーグラウンドラップ、元祖フリースタイルダンジョンを見るならエミネムの「8mile」を見てね!

DJバトルにかける青春なら2pacが出演してる「juice」をビデオで探して見てね!

ラップ、レコーディング、メイクマネーなら「ハッスルアンドフロー」やら「50センツゲットリッチ」やら見てみてyo!

そんな感じで、今やラップ映画なら沢山あるわけで、、。その源流、スタートとなる「ワイルドスタイル」

素晴らしい文化遺産を見て熱い息感じました。買って良かった。



さて
チャーリーエーハンが魅せる
ワイルドスタイル
チャーリーエーハンのヒップホップ文化の熱、ワイルドなスタイル

ヒップホップファンはできれば見て欲しい1作!

追伸
スクラッチってオールドスクールだからなのか?本場だからなのか?しつこいよねえ。私はこのしつこさが好きだ。

追伸2
いまやヒップホップもいちジャンルのポピュラリティ。だが、レゲエもヒップホップも尻つぼみがち。今こそ「意義申し立て」が出来やすいジャパンなんだけどなあ。

蛇足追記
ヒップホップの由来も様々。DJやサウンドシステムはジャマイカ、アフリカから来たとか。
グラフティは、原始時代の壁面とか(DVDブックレットより)

あと初期オールドスクールがなかなか聴けない現状は、もどかしいですね!
ICE-T初期とか、
トレチャススリーとか、
グランドマスターフラッシュのアルバムとか、
カーティスブロー2ndアルバムとか
スリックリックとか
デラソウルの初期とか
Q-tipのソロ作品とか
ビズマーキーの4thアルバムとか
アイスキューブのソロアルバムとか
ダグEフレッシュのソロとか
トミーボーイ、シュガーヒル、デフジャムレーベル再発とかとかオネオネノン、、、。

欲しいなあ!!YouTubeじゃなくてね!再発お願いします。

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