宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACEの作品情報・感想・評価

「宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE」に投稿された感想・評価

ちくわ

ちくわの感想・評価

4.9
10年くらい前に銀座のフィルムセンターで、「宇宙からのメッセージ」という足りない技術力と東映の常連俳優陣でスターウォーズに便乗して制作したトンチキなSF映画が上映されるという噂を聞きつけ、暇だったから観にいったことがあった。
宇宙空間に鳴り響く関西弁、宇宙服なしで宇宙遊泳してしまうガバガバな科学考証、お遊戯会みたいな特殊メイク、極め付けは見知らぬ惑星で突然現れる馬にまたがった千葉真一等々、5分に1回はなんだこりゃな映像を見せられる、トンチキという言葉が日本一似合うんじゃないかという映画だった。ツッコミどころがありすぎてストーリーなんか全く頭に入ってこないのもこの映画の魅力である。
ちなみにこの回のフィルムセンターはほぼ満席で、不思議な映像が流れてくる度に会場は爆笑の渦。このトンチキな映画に魅了されたファンは意外と多く、エンドロールの後には拍手喝采で終わるという本当に良い意味で幸せな映画体験をさせてもらいました。
20191011家で鑑賞。
和製SFアクション。
8つの木の実に導かれた勇士がが、侵略を受けている惑星『ジルーシア』を救うという作品。
特撮映像が凄く良い!
(CGによる特殊効果映像に見慣れてると貧相に感じ部分もありますが、公開当時は凄いことだったと思います)
里見八犬伝や宇宙刑事シリーズの特撮作品の原型を見ている様でした。

チープ。すげぇチープ。。


現代から観てっからチープなのか、、?当時の人もチープだなぁって思って観ていたのか、、??


でも制作費10億円はすごい。
いろんな意味で。。。
y

yの感想・評価

2.8
宇宙ホタル…
宇宙モノなのに川崎あたりの暴走族にしか見えないあたり深作

ミニチュア特撮は素晴らしい。敵艦の最期なんか今見ても身震いする迫力。
和製スターウォーズ❗和製スペースオペラ❗成田三樹夫の怪演、外国人俳優の日本語吹き替えなどなど、突っ込みどころ、笑いどころたっぷりの名作。でも昔の俳優はいろんな役を演じる事ができたのは、やっぱりすごい❗
たんの

たんのの感想・評価

3.2
スターウォーズじゃんこれ!という描写がそこかしこに見られて楽しい。SWの一年後にこれを作り上げたのは、日本の特撮凄いと素直に思わされる。SWから影響受けた作品としては、フラッシュゴードンよりはしっかりした作りだと思う。
悪杭

悪杭の感想・評価

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2013年 鑑賞
真田様ーーっ!
カルトな一作
映画を観た多くの人が「おもしろくない」と言いながら、笑顔なのはなぜなのか。

「里見八犬伝」をベースにしたストーリーは雑。勇者の証となる「聖なるリアベの実」を手にしたとたんに使命感に目覚めたり、葛藤が吹き飛んだりと便利アイテムとして使いすぎ。八人の中にはなんで選ばれたのかさっぱりわからんメンバーもいて、リベアの実は人数あわせのために適当にえらんでるんじゃないかという疑問。リベアの実の導きによって宇宙船を着陸させると、そこには王子(千葉真一)がいたなどという、ご都合主義にもほどがあるだろうという展開も。

しかしながら、ほかに美味しいものがたくさんつまってることも事実。

真田弘之が演じる宇宙暴走族という設定のカーチェイスを思わせる宇宙船のバトル、無頼漢ビックモローのガンファイトの決闘。お姫様の志穂美悦子の美しさ、顔を銀色に塗りたくった悪のガバナス帝国戦士のヴィジュアル。太公母ダークを演じる天本英世、皇帝ロクセイア12世の成田三樹夫の理屈を越えた存在感。時代劇か!とつっこむけれど、次の瞬間には引き込まれてしまう二刀流の成田三樹夫と千葉真一の最終決戦のド迫力。そこに任侠映画、時代劇の名手である深作欣二の演出まで加わってるというハチャメチャさ。

そして、これだけの要素を詰め込んでも、呑み込んでしまう「スペースオペラ」というジャンルの懐の深さ、魅力を楽しめる映画なんです。

人って栄養のバランスがとれたお弁当だけが食べたいわけじゃない。これ絶対メチャクチャだよーという揚げ物だらけの身体に悪い弁当だって食べてみたくなるもんです。品はよくないごちゃ混ぜ弁当だけど、なぜか食べたくなる味になってるんです。そこが「おもしろくない」といいながら、一刀両断に切り捨てできない魅力を持ってるんですね。

そして、根底に流れるありし日の日本への憧憬もあります。「パチモンでいいからスターウォーズみたいなんつくろう」ではじまった企画だそうですが、すっかり自信をなくしてしまった今の日本には、当時の勢いに対する憧れもこの映画が未だに語られる理由のひとつでもあるでしょう。

世の中、「つまらない」と言われて消えていく作品がほとんどです。でもきっとこの映画は50年後も「おもしろくない」と言われて語られているでしょう。歴史に残る作品です。
明らかに不必要な登場人物やコッテコテの河内弁のにいちゃん、原発廃棄物を掴んで楽しんだり、宇宙で飛行船が炎の中爆発したり……突っ込みどころしかないカルトもカルトSF。スターウォーズの向こうを張ったものだろうが、東映ファンとしては、憎めない作品。成田三樹夫が頓珍漢なメイクしていてもカッコいい。
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