Cisaraghi

無宿者のCisaraghiのネタバレレビュー・内容・結末

無宿者(1964年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ジャケットの、かなり雰囲気の違う茶髪雷蔵さんが気になっていた作品。『眠狂四郎勝負』と同じ年に作られていて、監督も同じ三隅研次。日焼けした肌に汗が光るワイルドで男臭い夏の雷蔵三十三歳。新たに惜し気もなくセクシィな魅力を存分に見せてくれて、ジャケットの印象を裏切らない。肩脱ぎ・半裸・チラ見せあり。藤巻潤との美形BL風なのもよい。場所も都会ではなく、日本海を渡れば佐渡という荒々しい北陸の寒村。途中で先が読めたけど、親父が雷蔵さんに似ても似つかない狸みたいなおじさんなのはどーなのよ…。この二人を親子と思えというのは到底ムリ。急に滑稽になってしまって興醒めした。あと、雷蔵さんがご飯を食べるシーンが珍しかった。

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