アンソニー・マンばりの岩山から始まる。このタイトルバックだけでもただごとじゃない雰囲気で素晴らしい。その後の展開も時代劇というよりは、なんというか民話とか神話とかそういう類の抽象性で、三隅研次のド…
>>続きを読む元ネタは西部劇の「六番目の男」だそうだが、オープニングの真っ白な土山の乾いた感じとか、駆け抜ける馬がもうもうと巻き上げる土埃とか、市川雷蔵や藤巻潤のジリジリした汗とか、色々と西部劇っぽい。で、後半は…
>>続きを読む殺陣というより殺し合いといった表現が似合うアクション、画面から夏の季節なのが伝わってくるほど新緑の木々や汗をかいた登場人物達、1つ1つがカッコいい鮮烈な映像と約90分の中にこれでもかと魅力が詰まった…
>>続きを読む1960年代前半の三隅は全て素晴らしい、これはもはや口にするまでもない事実である。だが、本作はそれらの作品群の中にあっても決して見劣りしない素晴らしい作品であるものの、ではどこが魅力なのかと問われる…
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