てぃだ

ジャック・ドゥミの少年期のてぃだのレビュー・感想・評価

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)
3.5
映画監督どうしが結婚して夫婦になるとこんな形でラブレター映画を作っちゃえるんだなと。何だかとっても羨ましく思った。ドゥミ映画のファンはならばもう涙なしには見てられないんじゃないでしょうか。個人的には、ディズニーの『白雪姫』に魅せられ、人形劇に魅せられ、『シンデレラ』に魅了される幼少期のドゥミがとても印象的で、ドゥミは男の子なのに(別に「男らしくしろ」とかそんな時代錯誤なことは言わないけど)、ギャング映画や西部劇なんかよりも、『白雪姫』みたいな女の子の方が喜びそうな世界に大真面目に見せられ映画への道を進んでいく様が何とも痛快だった。料理を作りながら歌うっていうあれはディズニーから来てたんだなぁ。ドゥミとヴァルダの出会いとか描いたラブストーリーも見てみたいな。いつか。
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