Kou

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスのKouのレビュー・感想・評価

4.5
アナキン・スカイウォーカーの幼少期を描いた
新三部作の第1章。



〈あらすじ〉
ヌート・ガンレイ率いる通商連合は、
貿易関税率について辺境惑星と話し合っていた。
しかし、共和国の政治腐敗により、
平行線になったことに業を煮やし、
惑星ナブーを見せしめとして威嚇包囲する。
元老院最高議長は粉砕仲裁、
及びナブー元首アミダラ女王救出のため、
ジェダイのクワイ=ガン・ジンと、
オビ=ワン・ケノービの2名を派遣。
そして一時滞在することになった
惑星タトゥイーンである少年と出会う──



自分にとってのまさに原点。
子供の頃、この『新三部作』にハマったのが
『SW』シリーズを知るきっかけになりました。
なのでちょっと思い出補正入ってます。
が、それを除いても映画として
とても楽しめるものになっているかと。



まず鑑賞時思ったのは、
「ファンがジャー・ジャー・ビンクスを
嫌う理由も少しわかる」でした。
何だろう?『SW』を知れば知るほど、
邪魔に思えてきてしまうんですよね。



可愛らしいアナキンやR2-D2に対し、
ストーリー自体は結構“シリアス”なんですよ。
何せ1000年ぶりにシスが現れるわけですから。
だからこそ自分は、
ジャー・ジャーのいらんお茶目より、
オビ=ワンとクワイ=ガンの師弟関係や
幼い頃の純真なアナキンを
もっと見たいのにって思ってしまって。



もちろん有能なとこはありますけどね。
将軍になったり、代議員(次作)になったり。
ところでみなさん知ってますか?
TV版アニメ『クローン・ウォーズ』
シーズン1、第8話「型破りのジェダイ」
にて、実は“ジェダイ”として
アミダラ議員を救ったこともあるんですよ。
見ていて驚きましたし鼻で笑いましたが。



“映画史上最も嫌われたキャラクター1位”
の話はもう置いといて、
今作の魅力は何と言っても
『対ダース・モールのライトセーバー戦』
でしょう。
『アクション』と『テーマ曲』
この2つによりかなりの緊迫感を得られます。



アクションは、殺陣を参考にしている為、
何より動きが華麗でもはやダンスを見ているかのよう。ep6のチャンバラからここまで進化するとは。

テーマ曲に関してだが、今回はいつものオープニングテーマではなく、ライトセーバー戦で流れる
“Duel of the Fates”の事。
宗教的であり緊張感もあり絶望感もある。
曲のタイミングもバッチリ。
観ていて「あ、もう駄目だこれ死ぬわ」
そう思ったくらい。



『SW』ep1〜6は、
つまるところアナキンの物語でもある為、
貴重な幼少期を描いた今作は必見です。

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ちょうどレビュー書いてる途中
TVで『NEWS ZERO』が
新作SWの独占取材を行なっていて
よりテンションが上がりました。
マーク・ハミルにインタビューしてたアナウンサー羨ましすぎる。
Kou

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