夜光虫

サンダカン八番娼館 望郷の夜光虫のレビュー・感想・評価

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)
4.3
友人の熱烈な推奨があり、いつか見たいと思っていたが、やっと観る機会を得た。田中絹代というのは不思議な役者である。時代の波と貧困に翻弄された女性の晩年を実に自然に演じている。老いと孤独そして諦観、それらを乗り越えて心を通わせた二人の物語に涙が止まらなかった。日本軍の暴虐が云々等、つまらない左翼風味がなければさらに評価は高かった。
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