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氷原より激流へのアーのレビュー・感想・評価

氷原より激流へ(1922年製作の映画)
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KINOから発売されていたDVDを購入して鑑賞。無声映画だし英語わからなくても大丈夫かな、と思っていたけれど、予想以上にインサートががっつりしていて内容はほとんど理解できなかった。つらい。

北極だか南極だかで100年間氷漬けにされていたおじさんが探険隊だかなんだかに発見されて奇跡の復活を遂げ、連れ帰られた街でかつての恋人に瓜二つの女性と出逢い、どうたらこうたら、という話。だとおもう。脱出術を得意としていたというフーディーニもさすがに氷の中からは脱出できないんですね。

ストーリーがよくわからなかったので、観終わったあとにいろいろ検索してみたところ、この映画の一番の見せ場と思われる終盤のナイアガラの滝のシーンは、フーディーニ自身が「これ以上にスリルある場面を作ったプロデューサーには5千ドルを進呈する」と語ったほどのものだそうですが、翌年バスター・キートンがOur Hospitalityでパロディにしており、私はこちらの方がすき。5千ドルが進呈されたかどうかはしらない。

後年につけられたものだから映画そのものとは関係ないけれど、音楽がよかった。結婚行進曲がせつない。
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