ひでG

ハルフウェイのひでGのレビュー・感想・評価

ハルフウェイ(2008年製作の映画)
3.2
たわいもない話といえばそうだし、
全編にわたって、ちょっと岩井俊二もどき?とも感じないこともないが、

結構好きです。
この手の映画【雑にまとめるのはいけないけど】では、【掘り出し物】です。

まだまだ仕事が忙しく、映画館が遠いので、映画好きの父が【衛星放送を持っていない私のために?】撮りためていたDVDから、短くてシンプルそうなものと思い選びました。

だから、全く期待してませんでしたし、予備知識も0でした。

岡田将生はともかく、今まで北乃きいにはほとんど関心もありませんでした。

でも、撮り方なんですね。
岡田将生も北乃きいもとても良かった!

まず、よくあるパターンですが、男の子が女の子に告るシーン。
よくある河原の夕方、そして自転車。

でも、このシーン、思わず微笑んでいた僕😅

だって、微笑ましいんだもん、北乃きいが
ニヤけるですよ。可愛いじゃないですか!

私は自分のレビューでかなりこの手の映画をビシビシ!👊やってきました。

その中心的批判は、
「愛し合ってる、好き同士に見えねえよ!」てことです。

ラブシーンがあるとか、ないとか、そんなことはどうでもいいんです。
現にこの映画はキスシーンもありません。

でも、この映画の二人は
「好き合ってるんだな〜」て、ちゃんと見えるんです。
いちゃついたり、無理難題言ったり、怒ったり、走ったりが、全て「好き」だからなんだと伝わるんです。

「壁ドン」とか「お姫様抱っこ」とかじやないんですよ。

恋愛を描く映画なら、せめて愛し合ってるように見せてよ!ってのが、きちんとやれてると思いました。

それから先生役がいい!
まだわかーい大沢たかおと、ああ〜成宮寛貴!

学園ものの先生って、どこか間が抜けてたり、管理オンリーだったりに描かれること多いけど、
この二人の先生は、「せんせい的」じゃないけど、きちんと二人を導いてくれていて、いい役だった。
成宮くん、もったいないよ〜!戻ってこようよ!


彼らは若いし、何も考えてなくて何となく生きているように見えるけど、
直感的に、「この恋の行き先」を感じてるのかもしれない。

だから北乃きいはあることをしたんだと思う。
若いけど、過ぎた時間を戻すことはできないって、分かっているから。
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