玲子は、性格のキツさから、友人の間では避けられていた。
ある日、文化祭委員の玲子が、打ち合わせに参加しない刀根エリカを注意したことから、エリカたちに無視されるようになる。
ただ菜月だけは、今までどおり親しく接していた。
しかし、エリカたちが玲子の財布を盗んだことをきっかけに、玲子の様子がおかしくなる。
岩田さゆりと仲村みう共演による『テケテケ』の続編。
テケテケとは列車事故で胴体が真っ二つになり、しかし真冬の寒さのため出血が止まり、即死できず苦しんで死んだ女が妖怪化した・・という都市伝説である。
私が小学生の時聞いた別の話では、放課後、教室の窓から腕を組んで校庭を眺めている女の子がいて、目が合ったと思うやいなや、実はその女の子には下半身がなくて、腕だけ使ってものすごいスピードで追いかけられる、というガクブルものでした。
今回はグラビア系の娘が主役で、さらにB級ホラー度がアップ。
仲村みうやら松嶋初音やら・・・。
学生時代よくみていたグラビアアイドルたちが懐かしい。
映画の方は前作を見ていなくても、冒頭で前作のダイジェストをやってくれる親切設計なので安心です。
謎が明らかになってきて、2の方が個人的には面白い。
テケテケの怖さと人の心の闇を見事に描いて、なおかつ元凶になった強姦事件の詳細が明らかになります。
今回もテケテケの噂はあるけど、それよりいじめ問題が深刻。
序盤から中盤までは、結構酷いいじめが繰り広げられます。
女子高怖いです。
すると、主人公の1人がいじめに悩んでテケテケを操るような展開。
そしていじめっ子たちにリベンジ。
今回の手法は、個人的には良かった。
やっぱりイジメが陰湿で、それに耐えかねて自分の手を汚さず殺すという点が、個人的には一番卑劣で歪んでいて良かった。
しかしこの、「テケテケは赤い物を身につけた人を襲う」っていう設定、今作ではあんまり重要視されなくなってるんですね。
だって今作で襲われる女子高生達の制服、思い切りスカーフ真っ赤だし。
映像的には、グロイというか明らかにニセものなのでグロはまあ・・・微妙。
まぁ、小学生向けの都市伝説だからその程度。
もはやモンスターアクションとなるクライマックス。
登場人物が次々に殺されていくという勢いが、楽しんでみることができました。
主人公葉月役の岩田さゆりは、「ふわっとした感じ」の可愛い女の子ですね。
完全にこの頃からヘラ入ってる仲村みうといい感じに対比されてると思います。
その仲村みうは結構好きな女優だったんですが、今やAV女優だし…。
あ、ちなみに、前作に続いて今作にも大島優子は出演してます。