小一郎

ザ・コーヴの小一郎のレビュー・感想・評価

ザ・コーヴ(2009年製作の映画)
2.4
2016年1月30日から新宿のK's cinemaで『ザ・コーヴ 』に反論した『ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る』が上映される。それを観るための予習として鑑賞。

『ザ・コーヴ』は日本のイルカ漁を批判したドキュメンタリー。和歌山県太地町の伝統的な追い込み漁を隠しカメラなどで撮影し、2010年に米アカデミー賞を受賞した。

内容は、1.イルカは人間と同じで自我があり、自殺もする。それに人間に愛想の良い友達だから、食べるのはおかしい、2.イルカの肉には高濃度の水銀が含まれており、健康面のリスクが大きい、3.イルカを捕まえ、隠れて殺している、供給元の太地町の行動を止めない限り、イルカを含むクジラ類の保護はままならない、という感じかな。

日本人からするとかなり一方的に思える主張。取材方法、態度も悪く、根拠もあいまい。2.については最後に「水銀濃度が必ずしも高い訳ではない」という趣旨の言い訳文字が出てきて、何それ?みたいな。

1.については、自殺するかはともかく、人間にとっての犬や猫はどうかと思うと、考えさせれる部分ではあった。しかし、そもそも人間は別の命をいただかないと生きられない罪深い存在。食については、お互い自由を認めあわないと、キリがないのではないか。あれはイイ、これはダメと人間が生命を勝手に区別して良いのか?という気もする。

内容はともかく、編集はまあまあかな。漁師がイルカをモリで突き、真っ赤に染まった海のシーンは、イルカ好きには衝撃的だろう。

イルカを食べたことがなく、クジラも年に1~2回しか食べない自分だけど、『ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る』を観て、捕鯨問題の本質を考えてみたいと、前売り券を買いました。