精神科診療所の患者の方々とそれを支える人々の日常を切り取った、ドキュメンタリー映画。
装飾的な音楽は一切使われていないのに、不思議とさまざまな音楽が聴こえてくるようだった。
詩と俳句の場面がとても美しく心に残る。
精神の病を癒すのは薬だけではなく、人とのつながりなのだと感じた。
「健常者」と呼ばれる人も、何をきっかけに病に向き合うことになるか分からない。
自分が無意識に偏見を抱いていたことにも気づかされた、良い映画。
少しでもマイノリティに優しい社会になってほしい。
音響 3.8
映像 3.5
編集 4.5