松岡茉優

下郎の首の松岡茉優のレビュー・感想・評価

下郎の首(1955年製作の映画)
5.0
凄すぎ。正直タルいとこもあるがとんでもない日本映画の傑作。俺、日本人に生まれてよかったと思ったよ。
奴の足が痺れて動けない描写がくどいのがおもろ過ぎた。バタバタ動きすぎ。それに悲劇の転機となる仇討ちの場面も完全にコメディ。刀が天井に刺さったり、床に敷いてあった絨毯みたいなのを引っ張ったりしてて最高。
字が読めない奴が一般人達に手紙を読んでくれと叫びながら走り回るところからスーパー傑作になる。「旦那様」という叫び声が聞こえてしまう映画ならではの「マジック」にも泣けるが、理不尽に恋人が斬られた後、寄り添い、見つめ合い、奴は武器を捨て、恋人の手を握るのに号泣。仇討ちシークエンスでは我武者羅に刀を振り回し、相手の服を噛みちぎる!とんでもないものを観た。
松岡茉優

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