fumiyann

トレインスポッティングのfumiyannのレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
4.0
途中までは別段どうっちゅうことない映画かなーと思ってた。薬物の虚無感がこの映画の主旨なら、もうちょっとサイコな感じで作ったらいいのに。って思ってたんだけど、後半の途中は欲しかった気持ち悪良い感じになりました。
思えば学校でよく見せられた「薬物ダメー!!」のビデオで幻覚症状の再現VTRとかあったけど、けっこう面白いなと思いながら見てたな、あれ。ホラーの一つのジャンルなんじゃないだろうか、ああいうサイコ感。
この映画はそんな感じのやつ。(まあほんとにちょっとだけだったけどw)

ああいう浮遊感のあるシューゲイザーっぽいテクノミュージック流されると弱いです。aphex twinとかマイブラとかそういうの。
この映画、サントラあるなら欲しいなー>_<
いやー、音楽良かった。

クスリをやめたいと努力してしてるのに悪友が入り込んできてやめられない。
ヤクザから足を洗った『カリートの道』の主人公と少しその姿が重なった。可哀想だけど、そういうことなんだな、薬もヤクザも。
身体に影響する点では、クスリの方がよっぽど怖いですね。それほど恐ろしい。
もうこの主人公はシラフのまんま街を出て遠くに行くしかなかったんじゃないだろうか。

この映画の登場人物から薬物を一切排除したとしてもどうせ似たようなストーリーになるんじゃないかとは思いますが。ふぅ。
fumiyann

fumiyann