ふわふわ

トレインスポッティングのふわふわのレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
5.0
20年以上前から何度も観ている私のオールタイムベストの1本!
スコットランドのエディンバラでの5人の若者(レントンは25歳設定)の友情と青春の終わり。
ドラッグ(ヘロイン)ありきの生活。
ドラッグにハマっていないやつはアルコールとSEXに溺れる。
疾走感、躍動感が大好きで飽きることなく一気に観られる。

好きな場面。

クラブでのトミーとスパッド、二人の彼女 リジーとゲイルの会話。
お互いに同性の友達に相手の愚痴、SEXについて話してる。
「何話してるの?」「サッカーだ。そっちは?」「ショッピングよ」

レントンとダイアンの出会いからの3組のカップル(レントン、ダイアン・トミー、リジー・スパッド、ゲイル)のSEXシーン。

トミーがリジーと別れた翌日に男4人(ベグビーはいない)で郊外に繰り出す場面。
レントンによる「スコットランドはクソだ!」

トミーとレントンが別々の場面で言う「ベグビーはイカれてる。でも友達だから仕方ない」

シックボーイとアリソンの間の赤ちゃん(名前はドーン)が…。
その後ヘロイン断ちをしたレントンの幻覚に現れる天井をハイハイする赤ちゃん。
首が…。残酷なシーンだけど好き。

パブからラストシーンにかけての流れ。
パブでまた諍いを起こすベグビーを見限る決意をするレントンの目。
加えたタバコをベグビーに渡すレントン。
煙を吹きかけられる。

ラストのスパッドと目が合ってスパッドが涙を一筋流しながら首を横に振るところ…。友情の終わりを感じて締め付けられそうに胸が痛い。

オープニングとラストの台詞。

エディンバラの閉塞した田舎感とロンドンの最新の都会感。
やたら家族ぐるみで付き合うのが田舎っぽい。

若い頃に観た時はレントンたちに自己投影してたけど大人になってから観たらレントンの両親に感情移入して「どうしようもないクズだけど可愛い息子、更生させたい」ってのがすごく分かる。

人生のいろんな時期で感じ方が変わる映画は名作だと思う。
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