うえの

トレインスポッティングのうえののレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
5.0
大不況に見舞われるスコットランドはエディンバラにてドラッグ漬けの怠惰で無気力な生活を送る若者たちを斬新な映像感覚でコミカルながらも生々しく描いた90年代最高の雰囲気映画の一本。

ドラッグありSEXあり脱糞あり犯罪あり映画史上およそ初であろうトイレにダイブもあり。
何一つ共感できない!間違いなく全員お近づきになりたくないタイプ!
だけどこの作品が大好きだ!オールジャンルで1番好きだ!(暫定で!笑)

ヘロイン中毒の主人公マークレントンが禁ヤクをやり遂げ、真っ当な人生を歩もうとするもちょいちょい挫折しながら堕落していく、憂鬱な雰囲気ながらもラストには謎の爽快感を残すイギリス青春ムービーの至宝。
坊主頭のユアンマクレガーがとてもカッコいいこんなにカッコいい坊主頭は他にはいないギリギリまでタバコ吸うケチ臭い仕草もどこかクール。
赤のadidas履いてイギーポップをバックに疾走するオープニングから最低のクズ行為を行ったはずなのにどこか爽やな表情をしながら霞んでいくエンディングまで(Born Slippy最高!)全部大好き。
1番好きなのは禁ヤク前の最後の一発を打って床に沈んでいくシーン。ホントに気持ち良さそう笑。

その周りを固めるユニークでクレイジーな友人たちも魅力的。
007オタクの金髪プレイボーイのサイモンことシックボーイ。
とにかくツイてないおどおどジャンキー、スパッド。
彼女とのハ●撮りをきっかけに人生が壊れていくトミー。
ドラッグ無しでイかれてる狂犬、ベグビー。
気の合う昔からの幼馴染5人が織りなすだらしない、くだらない、救いようもない日々をスタイリッシュな映像と音楽で魅せる。

全体的にストーリーよりも雰囲気を楽しむ映画。サントラもさる事ながら英国の陰気な雰囲気を全面的に出している。
なのにどこか爽快な気分にさせてくれる。悲惨で陽気な青春ドラマと評したキャッチフレーズは秀逸。
冒頭とラストを締めくくるあの長セリフ。よくわからないがとてもクールだ。あのセリフを聴くためだけに見る価値すらある笑。

公開から20年経っても色褪せない当時の時代感満載の名作。キャスト、尺、舞台、音楽、もう全て最高。
ダイアンことケリーマクドナルドは女神!ユアンマクレガーはオビワンもいいけど絶対的にマークレントンな俳優!
続編はすごく期待してるけど同じくらい大丈夫なんだろうかと不安。
映画館で観れてよかった!終始ニヤニヤしてた笑。

2014年8月24日(日)1回目
2014年11月07日(金)2回目
2016年03月21日(月)3回目@渋谷シネクイント
2017年07月23日(日)4回目@早稲田松竹