ドラッグ塗れのクソみたいな世界で。
ヘロイン中毒のレントンは、不況で仕事のないスコットランドで、薬物中毒の仲間たちと怠惰な生活を送っていた。
しかし悲惨な現状から逃れるため、ついに彼はドラッグを断つことを決意する。
苦しい薬物治療を受け、ロンドンで職を見つけ再起しようとするレントンだが…。
「こんなクソみたいな世界で、ドラッグでもキメなければやってられるか」といったところだろうか。
便器に身体ごと突っ込み、床に沈み込み、赤ん坊が天井を這う。
ドラッグがキマることで引き起こる様々な症状は、刺激的な疾走感を孕み、その直後にドロドロとしたものとなって溢れ出てくる。