ひでG

トレインスポッティングのひでGのレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
3.3
公開当時からこのポスターは有名で、人気作であること、
昨年からの長き年を経て続編が作られたことももちろん知っていた。
でも、なんとなく避けてきた。見ずに流してきた。

ヤバそうな奴らの話だから(・_・;

で、見てみたらその予想はほぼ的中🎯

例えると、
居酒屋で会ったほんと〜にどーしよーもない連中のどーしよーもない話【下品な内容もかなり含む】を明け方まで聞かされた感じの映画。

でも、、不思議と悪い感じはしない。
まあ、感動や教訓はゼロだけど、少なくともつまらなくはなかった。

なぜなのかな?
ユアン・マクレガーの魅力?
映像のテンポやキレの良さ?
イギリス社会自体が持つ閉塞感への理解?
よくわかんない。

もう一度言うけど、心底しょーもない連中だし、
逃げて、逃げていく弱い連中の話。
かなり悲惨だし、時に耐え難く汚い。
特に劇中の人物2人の死のエピソードはおぞましいほと悲惨。

でも、そんなドス黒い話も一人称で割とスースーと見せちゃう。ちょっと「時計じかけのオレンジ」の語りにも似ている。

1つずつの要素はクソ!なんだけど、
ストーリーの組み立ては、割ときちんとしている。

例えば、ラストの決断に至るまでに、主人公が受けた犠牲みたいなものをさりげなく挿入することで、
観客も無意識に彼のその後の行動を支持してる、そう持っていってるあたりはうまい。

この作品、一部のファンから熱い指示をうけてきたらしい。
私は全く支持しないけど、何となくそんな気分もあるかなって理解はしてる。

私の勝手な解釈だけど、、

この主人公、どーしよーもない奴だけど、そこからは抜け出そうという気持ちはある。
あのやり方がいいとは思わんけど、、

でも、ただの再生ストーリーじゃないところが受けたんじゃないだろうか。

逆説的に言えば、彼が全く成長したり、努力したりしていないってとこ。
唯一やったことは、「サイテーになることはやめた」てこと。

そうなんだと思う。「サイテーになること」をやめるだけでも、
人って上がっていけるんだなって、
俺は今どん底だけど、あのことだけはやめる、あれはやらないって、ラインで線を引くことができれば、上がっていける機会や気持ちを作れるかもしれないな。

繰り返すが本作は好きではないけど、続編は見てみたい。
あいつが、その後どんな人生を過ごしたかは、とても興味あるから。