狭須があこ

空軍大戦略の狭須があこのレビュー・感想・評価

空軍大戦略(1969年製作の映画)
4.0
ダンケルクを見て、「もっとこんな映画見たい!」と思ったらコレを。
なんも説明なくドンパチやってる、まさしくダンケルクの続編です。登場人物の年齢層が若干高いくらいか。
ダンケルクでも特に空にやられた人には是非

で、いつIMAX上映やってくれんの?えェ!?1969年!?
惜しい、生まれてないわぁ。
ちなみに起承転結みたいなのはなくて、ただ戦争が進行してゆく映画なので、ダンケルクつまんなかった人は多分コレもつまんない…

戦争そのもの。戦って争う。
戦闘機。戦士。戦略。まさしく「戦ってるぅ!」を描いた映画。
CGじゃないって偉大ですね。

戦闘機も、戦う男たちも、超絶カッコいいんですよ
旋回するスピットファイア。唸るエンジン
それらをこんなにもまじまじと眺められる映画はないですよ。
戦争はよくないって言うけれど、でも、絶対にカッコいいもん。
どうしたらいいんだろう。

それとも順序が逆なんだろうか。
戦争をするために、戦争はカッコよくされるのかもしれない。じゃあ、戦う男がダサければ戦争はなくなるんじゃねぇか。
こんな映画で、軍服のマイケルケインとか見れちゃう限りダメだな~

あ、そうそう、ダンケルクで姿が映ってない、スピットファイアの声だけの「隊長」。あれマイケルケインだったそうなんですけど、
その、ダンケルクで見られなかったマイケルケインはここで見られまぁす!!トムハーディと同じやつ着てまぁす!ヒャッホー!
口をマスクで隠したときの、あの目元のエロさをやりたかったんでしょぉ、この監督めちゃくちゃわかってる人やな!!
集中できねぇよ

飛行機乗ってる奴の横でダダダーンとか言ってる奴いたり、ドボーン!とかフザけてるの見てると、あぁ戦争って異常が日常になっちゃうことなんよなって思いました
それに、どっちの軍勢もやるき満々で、ほら戦争って、どっちもが自分が勝つつもりでやってるんだもんな

最後にデデーンって戦争の結果発表みたいなの出るし、なんかゲームっぽかった。反戦映画とかでは全くないなこれ
このカッコよさから興味を持って、史実を知ってくきっかけにできたらいいんじゃないかと思います。
狭須があこ

狭須があこ