M少佐

空軍大戦略のM少佐のレビュー・感想・評価

空軍大戦略(1969年製作の映画)
5.0
 「このままでは英国は…負ける!」

1940年ナチスドイツは制空権を掌握し英国全土を占領すべく大攻勢を開始する。
航空戦力による史上最大の戦いの火蓋は切って落とされた。

黒少佐
「少佐…まぁた貴様は戦争映画サボってやがるよなぁあ( -_・)?」
少佐
「いやいや見てますよ見てますって(汗)」
黒少佐
「名折れどころかカスだな貴様」
少佐
「(言い過ぎだよ)」
黒少佐
「不服そうだな」
少佐 ビクッ!
黒少佐
「貴様とっくに見ているのに何故この名作をレビューしない?いやすぐにしろ!」
少佐(しますよしますコンチクショー)
黒少佐
「早くしろしないと潰すレビューしても潰す面白いレビューでもクソつまらなくても潰す最後のレビューになって倒れても潰す無理矢理書かせて又潰す」
少佐
「(理不尽だゲーリング並みに理不尽野郎だ)」

世紀の傑作と言いますか戦争映画としての完成度と映像技術の集大成とも言える。
これを越える航空戦闘の映画はありません。
もちろん近代的な航空戦を描いた作品はありますが第二次世界大戦の最大の空戦を描いた作品は後にも先にも無いし今後も作られる事はないでしょう。
あくまでもただの一兵卒として名優達が戦争と言う巨大な歯車の中で日常として戦闘に参加する。
格好良さやヒロイズム国に殉ずる美しさや大義名分など皆無。
遂行する指導者さえも先の見えない状況に疲弊している。
無邪気な子供、戦争により不仲に陥る夫婦、総統の演説に高揚するドイツの婦女子…。
戦争とは戦闘だけではなく全て同時進行なのだと見せてくれる。

一番見て欲しいのはラスト。
ラストの余韻は背筋が凍るか歴史的な事実として流してしまえるか…

終戦は1945年なのですよ。

#戦争映画186本目
M少佐

M少佐