kazu1961

気儘時代のkazu1961のレビュー・感想・評価

気儘時代(1938年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-144 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャーズのコンビ第8作目の作品です。円熟期に入った2人のコミカルでキュートなロマンスが楽しめる作品、派手な歌とダンスのシーンは控えめですが、それでもアステアとロジャーズが劇中で初めてキスシーンを披露するなど見どころいっぱいの作品です。

🖋フレッド・アステアが精神科医でジンジャー・ロジャーズに催眠術をかけてドタバタのラブコメディへと展開されていく物語。ミュージカルからの離脱もこの頃考えていたロジャーズの催眠術にかかったコミカルな演技がとてもキュートで面白いです。そういう意味ではとてもロジャーズにフォーカスされた作品かも知れません。アステアでは、ゴルフをしながらタップを踊るシーンが素晴らしいですね。

🖋残念なことに、本作は興行成績がいまいちで、アステアとロジャースの決別を決定づけたと言われています。この映画の後、「カッスル夫妻」でコンビを解消するんですね。本作の終盤に出てくる「Change Partners」という曲名がとても意味深に感じます。

😊Story:(参考: Amazon)
弁護士のスティーヴは歌手アマンダと婚約中。 しかし、彼女はコロコロと気を変えて婚約を破棄したりまた和解したりの連続。
手を焼いたスティーヴは親友の精神病医トニーに相談し、アマンダの精神分析をしてもらうことになる。 しかしトニーは放った暴言に怒り狂ったアマンダは診察を拒否。
何とかアマンダを説得して治療を受けさせるが、アマンダは腹いせに口から出まかせを言う。 それを真剣に受け取ったトニーは彼女が精神的ストレスを抱えていると判断し、もっと気ままに生きなさいと催眠術をかける。 催眠がかかったまま町に飛び出したアマンダはガラスを割ったり暴言を吐いたりとやりたい放題、大騒動に発展していく。

🔸Database🔸
・邦題 :『気儘時代』
・原題 :『CAREFREE』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1938
・日本公開 : 1939/09
・上映時間 : 82分
・受賞 : ※※※
・監督 : マーク・サンドリッチ
・脚本 : アラン・スコット、アーネスト・パガノ、ダドリー・ニコルズ、ヘイガー・ワイルド
・原作 : ※※※
・撮影 : ロバート・デ・グラス
・音楽 : アーヴィング・バーリン
・出演 : フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャース、ラルフ・ベラミー、ハティ・マクダニエル、ルーラ・ギア

🔸Overview (参考:google)🔸
かつてダンサー志願だったアステアの精神科医が、親友の頼みで、婚約者のダンサーの診療を引き受ける。彼女に恋したアステアは、催眠療法で自分に関心を向けさせる。しかし後悔して、親友を再び愛するように術をかけ直すのだが......。「踊る騎士」で活動を小休止した後のロジャース復帰作。
kazu1961

kazu1961