コーディー

ワンドゥギのコーディーのレビュー・感想・評価

ワンドゥギ(2011年製作の映画)
4.1
気にはなってたけど観てなかったやつ。
なんて優しくて温かい、めちゃくちゃ良い映画でした!

家は貧しく父は身体障がいを持つ売れないキャバレーダンサー、母の消息は不明と複雑な家庭環境に生きる高校生ワンドゥク。しかも家の隣には粗暴で口煩い担任ドンジュが住んでて窮屈極まる光の見えない青春。しかしそんなお節介担任や様々な人との交流が徐々にワンドゥクの心に変化をもたらす、、、

恵まれない環境ながらしっかり父を敬いクソドンジュの言葉にも嫌々ながら耳を傾ける、決して心は腐らないワンドゥクがホントに爽やかで観ていて気持ちが良い。ええ子なんですwそんな複雑な心情をしっかり表情で魅せるユ・アインの演技力に何度もグッときた。そしてぶっきら棒ながらワンドゥクの事が放っておけない担任ドンジュの不器用な優しさ、いつもはイカツイ役多めなキム・ユンソクのコミカルな演技もめちゃ魅力的!
二人だけじゃなく父や叔父w外国人労働者など貧しいながらも心は裕福な人たちばかりの生き様に元気が貰える。

なんて事ない日常やけどワンドゥクにとっては大きな吸収の時。そんな何気ない幸せを存分に感じさせてくれる素敵な映画でした〜また大好きな韓国映画に出会えた。