まさ

アメリカン・ビューティーのまさのレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
3.8
登場人物全員狂ってる。けど、皆自分が狂ってることに気付いてないし、他人の言動と行動ばかり気にして捲し立てる。もしかしたら、この世に普通の人なんていないんじゃないか、なんて思ってしまいそうな程、狂気が自然と日常に溶け込んでる!
普通の尺度なんて自分の物差しで測るもんじゃないのかも。
ケヴィン・スペイシーのヒステリックな演技は惹きつけられたし、画面越しに心臓鷲掴みにされた気分。
こういうブラックコメディ(?)映画ってハッピーエンドは少ないし、賛否両論あるけど、個人的には陰鬱な世界観こそ映画で擬似体験する意味ってあると思う!

レボリューショナリーロードもだけど、サム・メンデス監督の作品は家族ができたら、深夜に1人で観る映画になりそう。
まさ

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