Ryo

アメリカン・ビューティーのRyoのレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
4.1
深いです。

この作品は家族の崩壊が加速し完全に崩れ落ちるまでの部分を切り取った形になっている。あるサラリーマン家庭の崩壊劇を通して、現代アメリカの理想的家族の裏側に潜むそれぞれの孤独や不全感を表している。人にとってのbeauty とはなにか。本作での「赤」という色はつまり、一見明るく普通そうに見える彼らが長年かけて蓄積してしまった狂気だとおもう。

「赤」という色自体が、この作品が描き出す「明るい狂気」の象徴。狂気ってゆうのは思ってるよりもすぐそばにあるんだなと。
ラストシーンでは胸がぎゅーっと痛くなりました。

主人公レスターの妻キャロラインが家を掃除する場面で着ている下着のようなワンピースレスターがキャロラインに相談なしに購入した車

レスターのアルバイト先のハンバーガー屋の制服:帽子、ベルト

レスターの家の扉

全部赤い

ーー二回目鑑賞ーー

芸術性が高かったです。

タイトルのようにアメリカの美(アメリカンビューティー)とはなにか。奥さんは資本的で高級なソファー、車などに囲まれて生活するのがアメリカの美。隣人の男の子はゴミや死。ケヴィンスペイシーはそれを探しラストでしわくちゃのおばあさんの手や娘や妻が美だと見出した。そのため死んだ時の顔も笑っている。

"いつか理解できる"
これは人にとっての本当の美とはなにかいつか理解できるだろうという事。