父親が今の生き方から脱却していく物語。
今の人生になんとなく生きてきた父親が娘の友達に入れ込むところから物語が展開していくが、ここがすごいよね。16歳という大人ではない、でも本人達は子供だと思っていないそんな微妙なところをついてくる。
しかし、人間関係がとても濃いところで色々と繋がっていくので、やはり人物構成などが上手いんだろうなと思う。
タイトルの『アメリカンビューティー』は最初、恋をしてしまう女の子がとてもアメリカ的な美のある女の子でそのことなのかなと思って観進めていたけど、どうもどちらかというと彼ら家族のことっぽい。途中セリフで「僕らはCMみたいな家族さ」みたいに言ってるところなんかは、アメリカ的家族の象徴を嘲け笑っていているなあなど。
