今日は残りの人生の最初の日。死ぬ日という例外を除いて…
初めて鑑賞したときは、退屈で正直よく分からない映画だった。しかし自分も人生経験を積み、様々なことがわかってくるとこの作品の奥深さというものが理解できる。もちろんドラッグにLGBTといった問題はアメリカほどに浸透していないが、誰もが人から理解され、人から愛され、そして尊重されることを望んでいるというメッセージ性の強い映画であった。
そしてやはり特筆すべきはケヴィン・スペイシーだろう。セブンやユージュアル・サスペクツとはまた違った役柄を見事に演じた。情けない中年オヤジから娘の友達に恋をする変態まで、本当にその才能を如何なく発揮した。