このレビューはネタバレを含みます
カメラワーク、演出、編集、演技すべて秀逸。特にレスター役ケヴィンスペイシーは怪演だった。
以下ネタバレあり
レスターの「何も失うものがない普通の男さ」というセリフにこの映画の全てが詰まってる気がする。
仕事も家庭も不満だらけ。でも平凡を装って自分を無にしていたレスター。
しかしちょっとしたきっかけで本当の自分が解放され、装っていた平凡がどんどん崩れていく。妻も娘もそれをきっかけに自分を解放して今までの生活は崩れ去る。
その過程を痛快に、時に不気味に描いていく。
殺された後のレスターの顔が幸せそうなのがとても印象に残る。
この世は"ビューティー"で溢れている。