のん

恋におちたシェイクスピアののんのネタバレレビュー・内容・結末

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


久しぶりに再鑑賞したので再投稿。


設定は1593年エリザベス朝。
女性が舞台に上がることが許されなかった時代。
2つの芝居小屋が凌ぎを削る中、まだ二流作家の扱いのシェイクスピアは経済的にも創作にも行き詰まっていた……。


『ロミオとジュリエット』が書かれた経緯を、当時の社会背景や実在の人物、他のシェイクスピア作品をなぞり織り混ぜしながら描いたストーリー。
これはやはりシェイクスピア作品をいくつか知った上で観たい作品。

最後、劇中の『ロミオとジュリエツト』でも泣き、本編でもホロリ。


まさにミューズなグウィネス・パルトロウ(美乳♡)。
シェイクスピアにはジョセフ・ファインズ。
芝居好きのエリザベス女王にジュディ・デンチ。
お金目当てで結婚ゴリ押しする貴族のコリン・ファース。
端役に甘んじる人気役者ネッド・アレンをベン・アフレック。


当時はまさに“女王の為の芝居”だったことと、女王自身の大きな役割とを重ねたラスト(女王のセリフに注目)は理想的なエンディング。













下記、自分なりの考察です。
ネタバレしてますのであしからず。。




この映画がメインに下敷きにしてるのは『十二夜』(1599~1600の喜劇)。ー双子の兄と生き別れたヴァイオラは男装して公爵に仕え、公爵が恋してるオリヴィアへの恋の使者になるが、その男装のヴァイオラにオリヴィアは恋をしてしまう。そこへ男装のヴァイオラに瓜二つの兄が現れ……という混乱が面白い喜劇ー

映画では、奔放なヴァイオラもついに男性中心社会の餌食(結婚を守り夫について行く)になるかのようにも取れるけれど、男性中心の世界で上手く生きて行けば良いかを学んで、今後は夫を立てる妻を演じつつ(なんたって演技も学んだ!)、手のひらで転がすような妻になることを暗示して終わった気がする。