レビューほど自分の心に響かなかったのは何故!?
もう一人のシェイクスピア、の方が、シェイクスピアはこんな人であってほしいと響いたのは何故?
ラブストーリーと、ミステリーとを比較してはいけないのは重々承知の上なのだが。
ただこの作品も純粋に良かったとは思う。
娯楽のなかった時代、劇場はどれだけの憩いの場であり、
人々は役者にどれだけの思いを馳せただろう。
自分もその時代の人間であったなら、きっとエンディングには涙していたはず。
涙せず観れてしまったのは、
なにかもうひと超え欲しく感じてしまうのは、
逆に娯楽も豊富にあるこの時代に生まれてしまった宿命なのかもしれない。
そんな時代の感受性の豊かさも、
今の時代の感受性の豊かさも、
本来同じ根底であってほしい。
シェイクスピアを改めてちゃんと知りたい。
いつかまた再鑑賞しよう。