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恋におちたシェイクスピアのmayumayuのレビュー・感想・評価

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)
4.0
上手くいくのよ、謎だけど。

これ、1998年かー。映画館で見た当時は、まだまだ若かったんだなぁ、たぶん。この恋の走ってく感じがまだわかってなかった気がする。

いかめしい肖像画でしか見たことのないシェークスピア。屈指の名作、ロミオとジュリエットが、シェークスピアの恋から生まれたものだったなら?

2人の恋の疾走感。
お互いにお互いを想っている事がわかっちゃったら、もう止まらないのだ。身分違いとか、無理がある事とか、わかっていたって。
バズ・ラーマンのロミオ+ジュリエットの疾走感。
タランティーノのトゥルー・ロマンスの疾走感。
あれだ。

若きグウィネス・パルトロウが美しい。そしてなんか、柔らかそう。
ジョゼフ・ファインズ、あまりにもお顔が濃いのでちょっと苦手ですが、一途な役が似合います。
ジェフリー・ラッシュ、コリン・ファース、ベン・アフレック、ジュディ・デンチ。いい味出してる。乳母の役の人、ハリポタやマレフィセントでみてるな。
時代物ならではの衣装の美しさ。

以下、ネタバレあるかもです。






・恋が筆の原動力!
・結局最後は芝居を愛するみんなが結束するのがいい。「みんなこのもうひとつの現実に耳を傾けるのをこよなく愛していました」(ミヒャエル・エンデ)
・ジュディ・デンチの女王様の聡明さに驚きと嬉しさを感じる。
・乳母の献身すごい。でも全部聞かれているのは嫌だなぁ。昔の貴族って日本でもそうだけど、あれが普通なのかなぁ
・あのような結婚の始まりって最低だけど、当時はめずらしくなかったのかしら。
・別れは別れでも、お互いそれを大切に自分の人生を力強く歩もうとするところが素敵だった。
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