Ryu

ニューヨークの恋人のRyuのレビュー・感想・評価

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)
3.7
メグ・ライアン、ヒュージャックマン主演。
1876年から現代のニューヨークにタイムスリップしてきた英国貴族と仕事一筋のキャリアウーマンの時空を超えた恋を描いたファンタジーラブコメ。

過去の人が現代にタイムスリップしてくるということで、お約束のカルチャーショックがおもしろい。当の本人は大真面目ってのがやっぱり可笑しいんですよね。
このカルチャーショックや現代での人との触れ合いだったり、様々な出来事だったりがけっこう色々あって、思ったよりも恋愛要素が強くはなかったように思いました。でも、この現代との触れ合いが笑えるものだったり、紳士な言動がかっこよかったり、中々おもしろいものだったのでダレることとかはなかったです。
ただこれにより恋愛面はちょびっとだけ物足りなさを感じたのも事実です。ケイトがレオポルドに惚れるのは説明不要なんですが、レオポルドがケイトに惚れる要因がもうちょい欲しかったかなぁ。でもメグ・ライアンはやっぱりキュートで惚れるのもめっちゃ分かりますけどね(笑)。この時で既に40歳くらいか〜。まだまだお美しいですね。
そしてラブコメお約束のドタバタ要因、今回はヒロインの弟くん。こいつがまた弟感満載のカワイイやつで、レオポルドの助言をうけながら女の子をデートに誘ったり、レオポルドと楽しく過ごしているシーンは自然と笑みがこぼれてきました。
仕事一筋で自分を押し殺しているケイトと誇り高く自身をとても大切にしているレオポルドのギャップを感じ、自己尊重などの現代人が忘れがちなことにも気付かせてくれました。
イヤ〜な展開もなく、笑えて優しい気持ちになれる。ロマコメの女王の作品はやっぱり安心して観ることができます。
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