メル

ニューヨークの恋人のメルのレビュー・感想・評価

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)
4.0
映画音楽はその映画の感動を大きく印象付けるという点でとても重要だと思っている。

スティングは多くの映画音楽を書いているけれど、今作のエンドロールで流れる♪ Until ♪はリズム、メロディー、歌詞共に映画の余韻を上手に受け継いでその感動を改めて胸に収めさせてくれる。
ゴールデングローブ賞の最優秀主題歌賞にも選ばれたのも納得の曲。

1876年のニューヨークからふとした事で現代にタイムスリップしたエレベーターの発明家レオポルド公爵、時空のトンネルを発見してしまったスチュアート、スチュアートの元カノのケイト。

この3人を中心にコメディータッチで話は進むのだけど、コメディーながら台詞の一つ一つにジーンと来るものが沢山ある。

スチュアートは時空のトンネルを発見した事で自分は「虹を見た犬」だと言う(因みに犬は色盲)。
キャリアウーマンのケイトが語る仕事論、しかし彼女は仕事に追われブルックンリブリッジを渡った事もない。
そして19世紀から来たレオポルドの語る愛について、食について。

登場人物達がそれぞれ味がありケイトの弟も良いキャラクター。
自然な姉弟愛に心和む。

何度も見ているのに今回も新たな発見、ケイトのゲス上司が「エダマメ」を差し出すシーン。オフィスで「エダマメ」って (´∀`; )

最近「まるで別人」と噂のラブコメの女王メグ・ライアンが未だ未だ十分キュートです。

ここだけの話、エレベーターに乗ってそこにOTIS(オーティス)の文字を見つけた時、私は今でもこの映画を必ず思い出す(笑)
メル

メル