エアール

サイレント・パートナーのエアールのレビュー・感想・評価

サイレント・パートナー(1978年製作の映画)
3.7
スザンナ・ヨークよ、悪ぶっていても要は利用され手掌の上で転がされちゃってるだけですよ 笑
個人的にはヒロインのスザンナよりも中盤から登場する美女 セリーヌ・ロメスに釘付けでしたけれども。
生首の末路を辿るのでなんともいたたまれませんが… 笑

クリストファー・プラマー vs エリオット・グールド、
出し抜くか、出し抜かれるかの頭脳戦といったところでしょうかね。
プラマーが残忍な悪役を演じたことでも話題となりましたが
鋭い眼つきとどこか中性的と言いましょうか、作品中でも女装するシーンがありますがこれが見れちゃうから面白い。
得体の知れない感がハマってました。

グールドも真面目なバンカーのはずなのに中盤以降はギャングにしか見えてこない 笑
まあ切れ者ってことでなかなか楽しませてくれますよ〜。


カナダ トロント
クリスマスを間近に控え冷える12月
人がごった返すショッピングセンター内に併設されている銀行で働く平凡な銀行員、出納主任のマイルズは
ひょんなことから何者かが金の強盗を計画してることを察知
ーーそしてその時はやってきた。
サンタの変装をした男が1人 窓口へとやって来て
”銃がある 金を全部よこせ”と
ーーサンタだから善人とは限らない、
今回はバッドサンタでありました 笑

マイルズは指示通りに金を渡していくが
警報とランプが作動しセキュリティが異変に気付く。
強盗は金をもって即座に逃亡を図る。

その後警察の聴取も始まり協力するマイルズだがそんな彼には誰にも言えない秘密が
ーーそう、彼も出来心から金をかすめ取っていたのである。

強盗は成功したが見積もっていた金額より明らかに足らないことを知り訝しんだ強盗は
マイルズを執拗に追い始める
ーー残りの金と命を狙って…。


事件はメディアにも大々的に取り上げられ
平凡な行員が一躍時の人となる。
貸し金庫の管理、
職場の同僚 ジュリーことスザンナとの関係性
ーーボスである支店長と不倫してますけども、
弱っていた父が亡くなり、病院で彼を看護していたという美女 エレインの存在、
強盗の凶行と2人の間で繰り広げられる心理戦の数々
ーー趣味の熱帯魚収集で集めた魚はナイフで刺し殺され、水槽には女の首が浮く。
次第に追い詰めれ危険が迫る最中
マイルズは機転を利かせ土壇場にて逆転に転じていくのである…


もし件の金を手に入れたら
ほとぼりが冷めるまで待ってからどこかへ行くよ…遠くにね
そして人生をやり直そうかと思う、誰かと一緒にね。
まあ単なる夢に過ぎないけれどね…

夢は叶うのでしょうかね〜
エアール

エアール