トカゲロウ

フォーリング・ダウンのトカゲロウのレビュー・感想・評価

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)
3.3
暑い朝の渋滞からオコる、一人の男のイキ様!

前半はとにかく良かったですね。
この主人公は丁寧な物言いだが、とにかく短気。
不快指数が溜まると相手をボコボコにして、そいつからドロップした新しい武器を装備します(笑)

多分、作ってる側が遊んでます。
コメディなのかな?と何度も思いました。
普通の人が心の底でイライラしていることを、主人公がブチキレて世直しをしてくれます(でも、彼はお家に帰りたいだけ)
男を追う刑事も、主人公と共通点があり対比されています。
もしかしたら、少し違えば立場は逆だったのかもしれませんね。
カメラワークも凝っており好きですね。

さて、問題の後半
何故かその恵まれた設定から、糞みたいな展開になります。
最初からアメリカのナショナリズムが映し出されており話に深みを持たそうとしていてますが、見事に失敗しています。
思い切ってコメディに舵を切った方が良かったのだと思います。
まぁ、キレるだけじゃあ間がもたないのかもしれませんね。
しかし!続編を求む!
もっと上手く出来たはず!!

「汚い言葉を遣わないヤツは信用できない。」という署長の言葉は少し納得です。

この主人公、かつてのバイト先の店長に容姿から性格まで似ていましたねー。
バイオリンやら絵画やら、やたら文学的なことや丁寧な言葉を好むのに、二時間に一回はどうでもいいことにブチキレてました(;´∀`)