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フォーリング・ダウンのliamのレビュー・感想・評価

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)
3.5

 “D-フェンス”と名乗る男がいた。非常に厳格で几帳面な上に、自分の価値観をハッキリと持った彼が、ある日突然、渋滞する道路に車を乗り捨てると歩きはじめた。別れた妻の元にいる幼い娘に電話をするために、両替してもらおうと入ったコンビニエンス・ストア。そこで邪険にされたことから、彼の怒りは爆発。些細な出来事は、やがて市民を震え上がらせる事件に発展していく。

主人公が一個一個の出来事にブチギレる映画。
毎回毎回キレるので、出来事によってはそんなにキレるなよと笑いそうになる。

でもこの映画はよくみたら、差別や税金の問題や広告の問題などアメリカに起こっている問題について触れられていて、しっかりメッセージ性がある映画になっている。

マイケル ダグラス演じる悪役主人公が本当にいい。
主人公の苦悩と狂気が感じられる。
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