すずき

ブレイドのすずきのレビュー・感想・評価

ブレイド(1998年製作の映画)
3.8
人間社会の中に紛れて暮らす闇の種族、吸血鬼。
人を殺さないと生きられない性を持つ彼らに、真正面から戦いを挑む吸血鬼ハンター、ブレイド。
吸血鬼一派の中でも新興で過激派のフロスト組は、古文書を解読し、神の力を手に入れようとするが…

吸血鬼ハンター、ブレイドのここがスゴい!
その1、設定がスゴい!
まず男子中学生の就きたい職業No.1であるヴァンパイアハンターであり、そして彼自身も産まれながらに吸血鬼の血が流れる、ハーフヴァンパイア。
殺された母、そしてこんな身体になった原因であるヴァンパイアへの復讐の為に戦う男、それが「ブレイド」だ!くぅ〜、厨二万歳!

その2、ビジュアルがスゴい!
まず変質者感ムンムンな、黒いロングコート、インナーには銃弾を跳ね返す鋼鉄のアーマー。
腰回りはゴツめなベルトを合わせ、背中には刀、そしてトレードマークのサングラス!
オールブラックで纏めた着こなしだけど、存在感あるコーディネートで、街着にもぴったり!(劇中、ホントにこれで街をうろついてます)

その3、戦い方がスゴい!
銀の弾丸を打ち出すマシンガンやショットガン、銀の杭や手裏剣、そして刀を使いこなす戦闘のプロ。みんな丸太は持ったな!行くぞォ!
そんな中いちいちカッコつけたがるウェズリー・スナイプスが笑えます。
突然カンフー映画めいたアクションになったり、ガン・カタめいたポーズをとったり、全く無駄の無い無駄な動きだったり…

とにかく、「黒い中学生」ことウェズ公の魅力が詰まった一本でした。

あ、あとヒロインもいるんだけど、「コマンドー」のヒロインみたいな、完全に巻き込まれ型の人。
というわけで以下駄文。
「あんた一体何なのよ!病院に突然現れる!私は拐う!ニンニク注射する!吸血鬼になる前に自殺しろなんて突然メチャクチャは言い出す!かと思ったら人を撃ち合いに巻き込んで大勢死人は出す!挙句はワイヤーアクションで飛び出す!あんた人間なの!?お次はガン=カタときたわ!警官が、私を撃とうとしたんで吸血鬼避けスプレーしたわ、そうしたら私まで追われる身よ!一体何があったのか教えてちょうだい!」 「今日は厄日だわ!」